[今日のゲーム紹介] WiiU 銀星将棋 強天怒闘風雷神

今日紹介するソフトは、WiiUで唯一出た将棋ソフト
「銀星将棋 強天怒闘風雷神」です。

PS1の後期から続いているコンシューマ機用銀星将棋シリーズの最新1つ前(2018/3/6現在)のタイトルです。

今時のソフトとしては最低限の内容が揃っていますので、そこそこ腕に自信がある人にはちょうど良い内容だと思います。

以降は、VITA(DL版)の同一タイトルとの一部比較も含め、記載していきます。

メインは
・通常対局
・レーティング戦

あたりでしょうか。

通常対局はCPUの強さ、駒落ち、持ち時間、秒読みなどの設定を行い対局を行うフリー戦です。
棋譜保存、棋譜再現からの再開など一通りの機能は揃っています。

CPUの強さは「11級~三段」の14段階(VITA版は入門、10級~四段の15段階)で、かなり幅広く範囲がとられています。
ただ、ときどき1つ上の級と同じぐらいの強さになる(9級と8級で全く同じ棋譜が再現されたことあり)こともあり、
級の中でもパラメータが振られているようです。

CPUの戦略は設定できません。
ただ、これまでに50局ほど見てきて振ってきた記憶がないので、完全な居飛車党かと。

思考時間自体は速く、100手程度の進行なら三段相手でもCPUの思考時間は10分を余裕で切ります。
弱ければ弱いほど思考時間は更に短くなるので、快適度では満足できると思います。

以前にも書きましたし、Twitterでもちょいちょいつぶやいてましたが、級が低くてもかなり強いです。
特に終盤は初段近い思考をすることがあります。

次の一手のヒントが見られるようにも設定できますので、まだ不慣れなときはこれをヒントに勉強してみてください。
8級ぐらいまでならヒントだけで勝てます。それだと面白くないけどw

また、どちらが優勢かどうか戦況も確認できます。これが個人的には好きです。
一手一手がその場で良かったり悪かったりが気づけます。

次に、実力が付いたらレーティング戦となるでしょう。
このレーティング戦、見てる範囲では通常対局の級より強く設定されているような気もします。

とあるレトロゲームのソフトで対局させていたところ、通常対局では8級に勝てたのに、
レーティング戦だと9級、10級にも負けることが起こったためです。

手筋を見る限り、雑な手順で進んでいく割に、それを指すか?と言わんばかりの手を指したりで、ちょっと考えさせられます。

また、レーティング戦ではヒントは見れません。戦況確認もできません。
実力のみで対局することになります。

早指しサバイバルモード、チャレンジ対局などは、まあ好みでどうぞ(投げやり)。

初心者向けの講座などはありません。とにかく自力で成長しろというスタンスですね。

最後にWiiU版とVITA版では多少の差を列挙します。
・VITA版の方が思考時間が長い(9~10級でも終盤20~30秒ぐらい思考する事がある。WiiU版では一度もなかった)
同じロジックでCPUの違いがその差に出てる?
・VITA版の方が強い?(ソフト同士で対局させたわけではないが、対局してみた感じ)
・WiiU版はモニタでもパッドだけでもプレイ可能
普段はモニタ無しでプレイしていますが、全く困りません。
VITA版もタッチ操作できるのですが、画面サイズの問題でWiiU版の方が操作しやすいです。

総評として
・初心者はいきなり手を出さないほうがいい。中級者以上向け。
・CPUの思考速度は十分速いので快適。WiiU版の方が速いが強さとトレード(のような気がする)。
・操作感などプレイ感覚は、タッチパネル操作なら画面の大きなWiiU版の方がいいかも。

こんなところでしょうか。

とにかく現行ハードでは選択肢そのものが少ないので、この記事が参考になれば幸いです。

おまけ情報として、Switch版の同タイトル(ダウンロード専売)もあります。
CPUの強さが二段まで、金額が1200円なので、廉価版かな?という認識です。
ソフトもハードも持ってないので試してませんが^^;

[雑記] 対戦可能将棋ソフトのコレクションについて

先日、前振りなく弱い将棋ソフトについて書きましたが、元々「対局可能な将棋ソフト」を集めていました。
最近また復活して、いろんなソフトを確認しててどうしても書いておかないとなと思ったので、ざっくりと書きました。

それはそれとして。
下のリンク先は2012年末にアメブロで書いてたときの記事ですが、実際に集め始めたのはもっと前の2009年頃からだと思います。
※PCエンジンのソフト集めは2008年から

https://ameblo.jp/czka-utatane/theme-10060771254.html

何で集め始めたかといえば、ファミコンは将棋ソフトの最強とかやってるけど、他のソフトってないよなあと。
で、家にあるのがPCエンジンとPS1、2。
じゃ、PCエンジンはもとより、PS1のを集めてやってみようかというのがスタート。
PS1のソフトが安かったためというのもありますし、PS1とPCE以外のハードを持っていなかったことも起因です。
当時はPS2が末期でPS3がメインになりかけたころ。
ちょうどPS1のソフトを集め始めるのに適したころだったのです。

PCエンジンと平行にやっていたとはいえ割と早く集めきったので、
次にFC、SFCを(このころには本体を手に入れていた)と思ったところでGEOが任天堂ソフト半額セールを告知。
このタイミングで一気にそろえた記憶があります(特にSFC)。
その後は、NGPやWS、本体がなくともNGCDやMD、SS、DCも買いましたw

これを買い集める原動力、その根底にあるのは小学生のころからやってきた将棋でした。
しばらくは離れていましたが、形を変えて戻ってきたという感じです。

2017年から遅咲きで同人活動を始めたことでそろそろ本格的に復帰しようと。
全くもって狙ってやったわけではないですが、ちょうど将棋ブームが来てるので流れに乗ってやれるのはいいかなと。

ひとまず自分基準のレトロハードのタイトルが大体揃ったところで、ここからがスタートです。

世間様は古い将棋ソフトなんて興味ないかもしれませんが、自分が楽しいんで勝手に発信しますw

手持ちは全部で100タイトル前後(PS1とSSなどで被るタイトル含む)所持していますので、何かをやるにもかなりの長丁場になります。

もうしばらくネタの準備をして、準備が整ってから公開していきます。
具体的に何をやるかは、準備の段階で出せるものかどうか判断してから決めていきます。

この先数年は将棋ソフトメインになると思いますが、ご了解ください。
※すでに予定を立てていることを行うだけで最低5年はかかることが判明。

たまには息抜きで別のソフトも紹介などもします。
いくつか書き溜めているものは将棋ネタを始める前に出していきます。

いつもどおり、気が向いたときにフラッと立ち寄ってもらえればと思います。

[雑記][将棋] 弱い将棋ソフトは必要か?

以前、レーティング関連で検索してたときにたまたま見つけた記事が気になったので、ちょっと自分でも考えてみました。

https://shogi.zukeran.org/2012/04/24/too-difficult-to-know-beginner/

結論からすると、必要です。

きっかけは、棋力はどのくらいかとWiiU版 「銀星将棋 強天怒闘風雷神(以下、銀星将棋)」で確認をとってたとき、
ファミコンの森田将棋では、日本将棋連盟で認定されている2級よりはるかに下の8級までしか勝てませんでした。
※何局もは行ってないので、もしかしたら7級ぐらいなら1回は勝てたかも?
棋譜を見ても、とても8級のレベルで指せる内容じゃないよなと。
(見たい人がいれば、後日アップします)

更にわかりやすい例だと、PCE「将棋 初段一直線」の段位認定モード。
銀星将棋4級で日本将棋連盟公認の初段(たぶんアマ初段)が取れ・・・・ないですが1手20秒ではなく30秒なら余裕で取れます。
※2級までは問題なくクリアできました。
何を言ってるかわからなくなりますがw

現状、最新ハードでは銀星将棋シリーズしか将棋ソフトが出ていないことがより深刻さを増してるなと。
将棋講座などが入っているとはいえ、普通にCPUと対局するには初心者には向かないレベルだと思いました。

SFC、PS1のころは玉石混合ですが、かなりのソフトが出ていました。
その中で、初心者向けのソフトが何本か出ています。

この手のソフトは当たり前ですが、強くないです。
とにかく基礎を知り、将棋を指す楽しみを見出すことに注力しているソフトですから。

初心者にはそのぐらいのソフトで十分なんです。
CPUが必要以上に強かったら、楽しむ以前に心が折れます。
将棋を指せる環境がない人には、特に必要なソフトだと思っています。

一過性かもしれませんが、藤井六段のブームに乗っかるのに今の段階では初心者向きソフトが圧倒的に不足してるのです。

ちょうど20年ぐらい前のヒカルの碁ブームのときの囲碁の状況に似てるかもしれません。
あの時はヒカルの碁キャラもしくは梅沢由香里先生が使えたので、企画自体は今の状況よりは楽だったと思いますが。
当方もブームの時期から多少遅れましたが買いましたし。

今度Switchには、ひふみんこと加藤一二三監修の初心者向けのソフトが出ます。
内容はまだ出てないので確認のしようがないですが、ちょっと期待しています。

いろいろ調べてると、PCやスマホの方ではわりかし初心者向けのものはいくつか見つけました。
試してないので妥当な内容なのかどうかは書けませんが、やっぱり需要はあるんだなと。

トップ棋士を破った現代のコンピュータ将棋は勝利至上主義だけではなく、このような下を育てる内容のものが必要だろうなと思いました。

 

最後に、個人的に初心者向けでお勧めなのは、
PS1 「0からの将棋 将棋幼稚園 あゆみ組」
PS2 「Simple2000 本格思考シリーズVol.1 THE 将棋 ~森田和郎の将棋指南~」
あたりでしょうか。
古いですが、ここまで遡らないと初心者向けは思い浮かばないです。

特に前者は徹底的に初心者向けに特化して作られているので、タイトルどおり0からスタートするにはもってこいです。

後者はシンプルシリーズらしからぬ勉強するのに充実した内容です。
0からスタートで楽しめるかは怪しいですが、ちょっとかじったぐらいの人が底上げにプレイするにはちょうどいいバランスだと思います。

これまでに確認した中では、このぐらいです。
他にもあるかもしれませんが、やってないので無責任なこといえませんしねw