PCエンジン、PC-FXのソフトはプリギャップが3秒ある特殊仕様のため、ドライブとライティングソフトの組み合わせが重要です。
そこで、現在手持ちにあるドライブとソフトで簡単なテストを行ってみました。
まずはドライブから。
・Pioneer BDR-207M
・Lite-On IHAS322
・PLEXTER PX-W5232TA(Premium)
・PLEXTER PX-W5224UA
PioneerはBD-R/RW、Lite-OnのはDVDマルチの今どきなPCに搭載されているドライブ(型は少々古いですが)。
下2台はいわゆるCD-R/RWのみ扱える旧世代のもの。ただし能力は高性能。
データの吸い出しは以下の4種類のソフトを使って検証。
・TurboRip 1.40
PCエンジン専用の吸出しツール。
各トラックのファイル + CUEシートの出力。
PC-FXには使えないので参考程度に。
・Image Burn
DVDやBDを読み書きするのに使っているもの。
CDも読み書きできるので今回エントリー。
・CD Manipulator 2.70 FINAL
フリーのCD専用ライティングソフトとしては高性能だが、開発は相当前に終了。
今は入手できない?
・CDRWIN 4.0g
2000年ぐらいにはCD-R焼きのソフトとして、そしてPCエンジン関連でちょっと有名になったかもしれないソフト。
こちらも(多分)入手はできないもの。
当時は、CD-R実験室さんの記事にはお世話になりました。
まずは、PCエンジンに相性が最も良いとされているPLEXTERドライブ2台から(結果はほぼ同じなのでまとめてます)。
・TurboRip 1.40
一部ソフトで吸い出し不可。
5224UAは等速吸出しになる。
・Image Burn
ソフト側が3秒プリギャップを読めないようで、ハングアップする。
キャンセルしても終わらないしドライブを握ったままになるので使用しちゃダメ。
・CD Manipulator 2.70 FINAL
プリギャップの検査をチェックして行うと、確実に2トラック目でこける。
・CDRWIN 4.0g
何の問題もなく吸い出せる。
CUEシートもちゃんと3秒プリギャップの記載になっている。
焼いたものも実機で動作する。
続いて今どきのドライブ2台を(結果は同じなのでまとめてます)。
・TurboRip 1.40
とりあえず吸い出しはできる。
他のソフトで焼いてみたが実機で認識はする(スナッチャーでセーブデータをロードしたところまでは確認)。
CUEシートも3秒プリギャップになっているが、ソフト側で固定で書いてるんじゃないか?という気もしなくもない。
・Image Burn
プレクドライブ同様ハングアップ。
・CD Manipulator 2.70 FINAL
プリギャップの検査をチェックして行うと、確実に2トラック目でこける。
・CDRWIN 4.0g
そもそもドライブを認識しない
という結果に。
グーグルさんで検索するとプロテクトかかってないから吸い出せるみたいなこと書いてありますが、そうそうは無理ですw
今回の検証の結果では、当方の環境ではPLEXTERドライブ + CDRWIN 4.0gの組み合わせが最も優秀という結果に。
純粋なバックアップのみなら、これで十分ではないかなと思います。
ハード面で環境そろえるのは大変だと思いますが・・・・・
個人的にはTurboRipが一押しだったのですが、ソフト側で情報を持っている「真説しあわせうさぎf」が何故かNGだったこともあり、
全てをバックアップするという面においては信頼性に欠けます。
これまでに吸い出した分もありますが、今後は使わない方向になりそうです。
PC-FXで使えませんしね。
それ以外のソフトは、当環境ではどうにもならないので割愛。
CCCDではない音楽CDなどの一般的なメディアなら問題ないんですけどね。
余談として。
CDRWINについてですが、現在は10.0しかゲットできません。
こちらでは吸い出せなかったことも付記しておきます。